地域の人たちが自ら、地域の森から出た材料を使い、その地域に必要な物をつくる。少し前までは、当たり前のように行われていたことなのかも知れません。それを今の時代に合う新しい形で可能にするものが、グリーンウッドワークという技術であり、NPOという社会の仕組みだと思います。
グリーンウッドワーク協会は、広く一般市民、ものづくりに携わる人々、環境保護や教育に携わる人々、障がいを持つ人々やそれらの人を支える人々などに対して、技術指導などの事業を行い、市民の文化的生活向上、自然環境の保全、子どもの健全な育成、社会福祉の増進に寄与することを目的として、2008年にNPOの認可を受けました。
現在、森林ボランティアや里山整備団体、環境教育や木造建築の分野まで幅広い団体からの依頼を受けて活動しています。また、日本の伝統的な文化である「竹細工」の技術の継承や、木や森を通して豊かな心を育む「木育」の普及にも取り組んでいます。
今後とも、人の心を豊かにするため、皆さんの笑顔と出会うためにグリーンウッドワークの活動を進めていきます。